こんにちは。
製造業で工場勤務。子育て世代のほぐりーです。
僕はコロナ前から在宅勤務をはじめて5年目、今は週4日で心地よく在宅勤務しています。プロフィールはこちら
これまで在宅勤務がマイナーな職場で在宅勤務を続けてきて、最適な在宅勤務の日数・心地よい在宅勤務の日数は、自分の価値観、家族の状況、会社の雰囲気によって、人それぞれ異なると考えています。
この記事では、自分に最適な在宅勤務日数を見つける手順を解説しています。
在宅勤務日数を見つけるにあたり、自分の価値観の整理もできますので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
僕の考える最適な在宅勤務日数とは
人それぞれ置かれた立場・環境、価値観などは違うので、最適な在宅勤務日数も人ぞれぞれ異なると考えています。
これら様々なことが複雑に絡まっていますが、以下の3つを押えた在宅勤務日数であれば、心地よく在宅勤務できると考えています。
最適な在宅勤務日数を見つける流れ
最適な在宅勤務の日数を見つけるために、まず、在宅勤務の上限日数を確認しましょう。
次に、自分の価値観、家族の価値観、上司の価値観を加味して、在宅勤務を何日できるか考えてみましょう。
その後、実際に在宅勤務をして、心地よく在宅勤務できているかを確認しましょう。
そして、時折振り返りながら、必要に応じて在宅勤務日数を調整しましょう。
ではここから、最適な在宅勤務日数を見つけるために、具体的に何をしていくか説明していきます。
- Step 1在宅勤務の上限日数(○日/5日)を確認
- 自分の仕事を洗い出す
- 『在宅勤務できる仕事』と『できない仕事』で仕分ける
- 各仕事の作業時間を確認
- 作業時間の割合から在宅勤務できる日数を計算
- Step 2自分の価値観を確認
- 家族との時間をどのくらい持ちたいか?
- 出世を望んでいるか?
- Step 3家族との相談
- 家族の意向確認
- 在宅勤務スペースを確保できるか?
- Step 4上司と相談
- 事前に在宅勤務に対する考え方をリサーチ
- 事前に家族のことで困っていることを相談しておく
- 自分の家族に対する価値観を伝える
- Step 5在宅勤務日数を決定
- 自分が希望する在宅勤務日数を考える
- 上司と相談して在宅勤務日数を決定
- Step 6実際に在宅勤務をしてみる
- 仕事のパフォーマンスを確認
- 家族に在宅勤務の善し悪しを確認
- もう一度、最適な在宅勤務日数を考える
- Step 7上司と相談(在宅勤務日数の調整)
- 在宅勤務日数の変更を相談
栗親子『考える』→『続ける』→『振り返る』を繰り返すことで、自分にとっての心地よい在宅勤務日数が分かってくるよ。
【Step 1】 在宅勤務の上限日数(○日/5日)を確認
まずは、自分の仕事での在宅勤務の上限日数を把握しましょう。
考え方は、すべての仕事を5としたとき、在宅勤務できる仕事がいくつになるかを確認していきます。
つまり、5日間のうち何日在宅勤務できるかを確認します。
ここからは、メモできるものがあると 自分の考えを整理しやすくなるよ。
僕の仕事を例に、実際に「○/5」を確認してみます。
すべての仕事の洗い出し
まずは、自分の仕事を全て洗い出します。
小さいことでも思いついた仕事を書き出してください。
始業から終業まで時系列で振り返ったり、仕事の一連の流れをイメージすると書き出しやすいと思います。
『在宅勤務できる仕事』と『できない仕事』で仕分ける
洗い出した仕事を『在宅勤務できる仕事』と『在宅勤務できない仕事』に分けます。
先ほど仕事を洗い出したり仕事リストを見て、在宅勤務できる仕事に⭕、在宅勤務できない仕事に✘をつけましょう。
また、同じ仕事でも、在宅勤務できる場合とできな場合があれば、分けて記載してください。例えばこんな感じです。
情報収集を✘2つと⭕1つの3つに分けることができました。
実際に仕事リストに⭕と✘をつけてみました。3つに分けた「情報収集」は緑色にしてあります。
各仕事の作業時間を確認
次は各仕事の作業時間を仕事リストに記載します。
記載の仕方は一週間当たり それぞれの仕事を何分しているか、おおよそてOKなので、思い出して記載します。
例として緑文字で仕事時間を追記しました。
作業時間の割合から在宅勤務できる日数を計算
これで最後の作業です。すべての作業時間と在宅勤務できる作業時間から、5日間のうち在宅勤務できる日数を計算しましょう。
僕の場合はこんな感じです。
在宅勤務できる作業時間/すべての作業時間
=720/821
=4.4/5
僕の在宅勤務の上限日数は「5日間で4日半」
詳細の計算はこちら👇👇👇
まず、仕事リストをもとに、[在宅勤務できる作業時間⭕]を足し合わせます。
⭕の合計時間=720分
続いて、[すべての作業時間(⭕と✘)]を足し合わせます。
(⭕+✘)の合計時間=821分
そして、在宅勤務できる作業時間の割合を出します。
⭕の合計/(⭕+✘)の合計 = 720/821
[すべての作業時間(⭕+✘)]÷5をします。
(⭕+✘)の合計÷5 = 821÷5 = 164.2
[在宅勤務できる作業時間⭕]÷164.2をします。
⭕の合計÷164.2 = 720÷164.2 = 4.4
この計算から、在宅勤務できる割合は、4.4/5
僕の在宅勤務の上限日数は、5日間のうち約4日半ということが分かりました。
【Step2】 自分の価値観を確認
自分の価値観によって、心地よい在宅勤務の日数は変わってくるので、自分の価値観を考えてみましょう。
在宅勤務がマイナーな職場の場合、自分の価値観がはっきりしていないと周囲に流されてしまいがちなので、自分がどうしたいかを持っていることはとても重要です。
以下の2つについて、考えておきましょう。
家族との時間をどのくらい持ちたいか?
どのくらい家族との時間を持ちたいかを考えてみましょう。
参考に、下に5つ挙げたので、どれに一番近いか考えてみると、イメージしやすいと思います。
当てはまるのが小さい番号ほど、できる限り在宅勤務の上限日数を目指していくことになりますね。
ちなみに現在の僕は、『②家族時間をできる限り持ちたい。(仕事より家族時間のほうが優先)』が一番近い感覚です。
出世を望んでいるか?
在宅勤務がマイナーな職場の場合は、出世したいかについて絶対に考えておいたほう良いです。
在宅勤務者は皆と違う存在、言わば出る杭となってしまいます。特に上司が在宅勤務に対して批判的な場合、在宅勤務をすることで、出世に影響してまう可能性は否定できません。
でも、出世したいか?をはっきりさせることで、今後の行動が明確になります。
①②の場合は、在宅勤務の上限日数を目指して、在宅勤務して良いと思います。
③の場合は、バランスよく在宅勤務していきましょう。
④⑤の場合は、仕事優先で、必要なときだけで在宅勤務していきましょう。
ちなみに今の僕は、『③家族時間を確保できるのであれば出世したい』が一番近い感覚です。
とはいえ、今は何が起こるかわからない時代です。
もしもの時に備えて、いつでも転職できるように、自社以外でも通用するスキル磨きや、転職情報をウォッチしておくことがベターと思います。
【Step3】家族との相談
仕事のことだけでなく、家のことも心地よい在宅勤務日数を考える上で重要な要素です。家族のこともしっかり考慮に入れましょう。そして、家族ともしっかり在宅勤務について話をしておきましょう。
家族の意向を確認
パートナーが専業主婦・主夫か共働きかで考え方は変わってくると思いますが、家族の意向も心地よく在宅勤務できる日数は変わってくると思います。
家族に確認しておきたいこと
在宅勤務スペースの確認
仕事のパフォーマンスを確保するためにも、在宅勤務スペースは重要だと考えています。集中できるスペースを確保するためにも、家族と以下のようなことを話しておきましょう。
家族に確認しておきたいこと
お互いに納得できる方向で、話をまとめることができれば、家族に対しては心地よく在宅勤務できると思います。
思いやりの心、助け合いの心。大切だね!
【Step4】上司と相談
上司の在宅勤務に対する考え方を把握することは、とても重要です。
心地よく在宅勤務できるかどうかは上司の考え方でかなり影響されますので、絶対に押さえておきましょう。
上司が「在宅勤務をやらせたくない!」と思わせないための作戦です。
事前に在宅勤務に対する考え方をリサーチ
上司の在宅勤務に対する考え方に反してしまうと、在宅勤務しづらくなります。なので、上司が嫌がらない在宅勤務日数を把握しておきたいところです。
上司のふとした発言や周りから聞こえてくる声を意識してキャッチしておきましょう。
上司がどのタイプが見極めて、在宅勤務日数を検討しましょう。
今の僕の上司は、「②仕事に影響がないなら、在宅勤務だろうが出社だろうが関係ない!」近いイメージです。
上司が納得できる仕事のパフォーマンスを維持することを意識しています
家族のことで困っていることは相談しておく
上司の情に訴えかけることも大切だと考えています。
家族のことで困っていることは上司に伝えておきましょう。どんなに厳しい上司でも人間です。考慮してくれる可能性はあります。
僕も、妻の育児ノイローゼについて上司に相談していたので、コロナ前に在宅勤務をはじめられたと思うので、上司に相談しておく効果は高いと思います。
上司の情に訴えよう!
自分の家族に対する価値観を伝える
自分の考え方を伝えておくことも大切です。何も言わなければ何も伝わりません。
上司次第ですが、考慮してくれる可能性はあるので、『家族のことが大切にしたい』と意思表示をしっかりしておきましょう。
僕は面談の際に上司から「他になにか伝えたいことは?」と聞かれたとき、意識的に伝えるようにしています。
言わなければ伝わらない!
思い切って言ってみよう!
【Step5】在宅勤務日数を決定
Step1からStep4までを考慮して、自分が希望する在宅勤務日数を決めましょう。
自分が希望する在宅勤務日数を考える
Step1で分かった在宅勤務の上限日数に対して、どこまでできるかを考えていきましょう。
まず、絶対に押させておきたいのは、以下です。
在宅勤務でも合格点を貰えるクオリティーの仕事ができる日数
仕事のクオリティーが下がってしまうと、在宅勤務に否定的な意見が出てきてしまいます。そうなると、在宅勤務できなくなってくる可能性もあります。
また、低いクオリティーの仕事をしているのでは、自分のスキルを磨くことができないので、もし仕事を辞めなければいけない時が来た際に、露頭に迷ってしまう可能性もあります。
このポイントを押さえた上で、自分にあった在宅勤務日数を考えましょう。
以下の質問を考えてみてください。それぞれ答えを出してみて、総合的に判断し、ご自身で在宅勤務日数を出してみてください。
上司と相談して在宅勤務日数を決定
仕事の質を落とさない在宅勤務日数であれば、上司も納得してくれる可能性は高いです。
家族の事情で、余儀なく在宅勤務をする場合は、仕事の質を落とさない。というのは難しいかもしれません。自分の価値観を大切にして納得行く選択肢を取るのが良いかと思います。
初めて在宅勤務をする場合は、月一回や2週間に一回など、少なく始めて様子を見るのもありだよ!
【Step6】実際に在宅勤務をしてみる
この時点で、在宅勤務のイメージはだいぶできたと思いますが、やはり実際にやってみないとイメージ通りに行くか分かりません。
やってみて初めて分かることもあるので、実際に在宅勤務をしてみましょう!
在宅勤務を実際に始めるときについては、別記事を作成予定です。
仕事のパフォーマンスを確認
実際に在宅勤務してみると、不都合なことが出てきたりもします。
以下のチェックポイントを確認してみてください。
不都合がある場合は、改善できるか考えてみましょう。
家族に在宅勤務の善し悪しを確認
在宅勤務で家にいる時間が増えるからこそ、パートナーに負担をかけてしまうこともあります。特にパートナーが専業主婦・主夫の場合は負担具合を十分確認しておきましょう。
もう一度、最適な在宅勤務日数を考える
在宅勤務を1ヶ月程度した段階で、もう一度STEP1からSTEP3までをもう一度考えてみましょう。実際に在宅勤務をすることで、変わるってくることがあるかもしれません。振り返ることはとても大切です。
振り返った上で、在宅勤務がより心地が良くなるように、在宅勤務の日数を調整してみましょう。
在宅勤務の継続、振り返りを繰り返して最適な在宅勤務日数が見つけよう!
仕事・家族ともに居心地が悪くないか?の視点で考えてみると良いと思います。
【Step7】上司と交渉(在宅勤務日数を増やす)
STEP7に関しては、在宅勤務日数を変えるのに上長承認が必要な場合や極端に増やしたい場合だけで大丈夫だと思います。
在宅勤務日数を増やしても、仕事のパフォーマンスに影響がない日数を見極めて、上司に相談しましょう。
在宅勤務でもパフォーマンスが落ちていなければ、上司と交渉の余地はあると思うよ!
まとめ
以上、在宅勤務の最適な日数を見つけるための方法を説明してきました。必ず抑えたいポイントは
在宅勤務でも合格点を貰えるクオリティーの仕事ができる日数
これを踏まえた上で、以下を考えてみましょう。
『考える』→『続ける』→『振り返る』を繰り返すことで、最適な在宅勤務の日数・心地よい在宅勤務日数が分かってくるはずです
在宅勤務を続けることが大切!
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